30年以内に70%の確率で発生するといわれている首都直下型地震。
東京を中 心に甚大な被害となることが想定されています。このような大規模震災におけ る身元確認作業において、ご遺体の歯の記録は非常に有用となっており、荼毘 に付された後も身元確認のための重要な証拠資料となることから、歯科所見を 用いた身元確認の重要性が法律に明文化されています。
世田谷区歯科医師会では、この記録の作製方法について研鑽を積んでおり、 有事の際に迅速な対応ができるよう、そのノウハウを習得しています。 先ごろ、東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科 法歯学分野教授の櫻田 宏一 先生をお迎えして「デンタルチャート作成実習をとおした身元確認作業 の実際」と題した講義、実習を開催し、多くの会員が受講しました。
今後も“まさか”の時のために準備して、区民のみならず、都民の安心・安 全に貢献していきたいと考えております。