平成28年度世田谷区歯科医師会口腔衛生センター医局員研修会
発信日:2017年04月16日

  平成29年3月25日(土)午後6時よりホテルサンルートプラザ新宿において、平成28年度世田谷区歯科医師会口腔衛生センター医局員研修会が開催されました。

 

世田谷区歯科医師会口腔衛生センターは、「国際障害者年」が設定された1981年の10月1日より当初は世田谷区歯科医師会立歯科センターとして開設され、区内の障害をお持ちで一般の診療施設において歯科治療が困難な方の歯科治療と口腔衛生指導を30年以上継続して実施してきました。

 

 この医局員研修会は、口腔衛生センター医局員が、提携している大学の小児歯科、障害者歯科学講座の教授や派遣指導医、障害者歯科の認定医の資格を持つ当会会員の医局員、提携病院の専門医などから障害者歯科治療に関する講習を受けることで、障害をお持ちの区民の方々へのさらなる歯科医療の充実を図る目的で、年に1回開催されています。

 

  今回は、世田谷区内にあり、全国の最先端小児医療を実践している国立成育医療研究センター病院の歯科から、五十川伸崇先生をお招きし、国立成育医療研究センター病院における障害を持って生まれた小児への歯科医療の現状やこれからの見通し、国立成育医療研究センター病院と当会口腔衛生センターとの連携のこれから、重度の全身疾患をお持ちの方や臓器移植を施された方の歯科診療における注意点などを講演していただきました。

 

 また、当会会員で口腔衛生センター医局員である小林和弘先生が今年度「障害者歯科学会・認定医」の試験に合格されたので、小林和弘先生に障害者歯科認定医試験の現状などについて講演していただきました。